防犯にすぐれたオートロック
最近建てられたマンションや中規模以上のアパートの場合、オートロックが標準装備されていることがほとんどです。
部外者の侵入を防ぐことができ、空き巣被害に遭いにくいなど、防犯にすぐれています。
もちろん、これだけで防犯は完璧というわけではありませんが、何よりも安心感があるのではないでしょうか。
しかし、もしオートロックの鍵を紛失してしまったとしたら、いったいどうすれば良いのでしょうか。
それぞれのマンションやアパートにもよりますが、ほとんどの場合、集合エントランスなどはすべての住民が共通のキーを利用しています。
鍵を紛失したからといって、全員の鍵交換をすることは、実際問題かなり難しいでしょう。
オートロックの鍵交換
それでは、オートロックの鍵交換は可能なのでしょうか。
結論から言えば可能です。
マンションやアパート、メーカーでも、住民が鍵を紛失することをあらかじめ想定しています。
そのため、時間はかかりますが鍵交換をすることはできます。
今まで1本の鍵で開けていた共有部分も、交換した鍵で開けることが可能です。
それぞれのオートロックシステムに対応したシリンダーを作成しなければならない都合上、発注から届くまで1か月前後、場合によっては2か月前後かかることもあります。
鍵を交換できるまでかなりの期間が必要であることを覚悟しなければなりません。
共有部分の鍵
シリンダーが到着したとしても、変えられるのは住居の玄関扉だけです。
共有部分の鍵を交換することはできません。
もし、すべてを交換するとなると、何十万円もの費用がかかってしまうでしょう。
そのため、1本の鍵で共有部分が開けられるとしても、交換できるのは住居の玄関扉だけです。
防犯のことを考えればすべて交換するべきなのですが、実際には行われていないのが実情です。
そのため、共有部分を開けられる鍵を部外者が持っていることも十分に考えられます。
オートロックだからといって過信せず、補助錠やアラームを設置するなどの工夫をしたほうが良いでしょう。