徘徊防止に鍵交換が役に立つ
高齢の母が認知症を発症し、家族が気づかない間に玄関のドアを開けて出て行ってしまうアクシデントが頻発して困っていました。
近所の方が送り届けて下さったことや、警察から電話が来たケースもありますが、何より怖いのが徘徊中の交通事故や思わぬ死傷事故に巻き込まれることです。
時間の感覚もなくなっているのか、早朝でも真夜中でも、勝手にドアを開けて出て行ってしまうため、おちおち寝ていられません。
どうしたものかと悩んでいたところ、徘徊防止に役立つ鍵交換が役立つとネットの口コミで情報を得ることができました。
きめ細やかな提案に満足
口コミで話題になっていた徘徊防止の鍵を扱っている業者を探し、早速相談をしてみました。
直ぐに自宅に訪問してくれ、どのような仕組みかの説明や、ドアの構造など現場の状況を確認しながら、提案をしてくださいました。
大きく3つの提案を受け、1つは室内側のサムターンが取り外せるタイプで、家族が取り外して画しておけば、母は開けられないという方法です。
2つめはサムターンに鍵がつくタイプで、母以外の家族はその鍵を使って鍵を開けることができるものの、母はできなくする方法です。
3つ目は現在の鍵はそのままで、母の手が届かない高い位置に補助錠を設置し、常に補助錠を施錠するという方法です。
すべてのドアにスピード対応
万全の体制を引きたかったのと、取り外したサムターンを家族が失くす心配を考慮し、玄関ドアにはサムターンに鍵をつけるタイプを選択しました。
玄関が開けられなくなると他のドアから出て行こうとする行動も考えられると、業者の方が他のご家庭での事例や経験談をもとにアドバイスを下さったので、家族もあまり使っていない勝手口はサムターンを取り外すタイプを設置していただきました。
そのうえで、居間の窓ガラスの引き戸には高い位置に補助錠を設置してもらい、母が室内の内側からはほぼ100%出ていけない状況を作ってもらいました。
徘徊のリスクをカバーでき、家族も安心して眠ることができるようになり助かりました。